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2009年5月26日 (火)

71. モルテラッチ氷河

Map_m モルテラッチ氷河はP・ベルニナ(ピッツ・ベルニナ)から流れ出し途中ディアヴォレッツアからのペルス氷河を合わせモルテラッチ谷へ流れます。
サンモリッツからベルニナ線の普通電車に乗り25分、モルテラッチ駅で降りると、そばにはレストランがあり賑わっています。

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スイスの氷河を手軽に見学でき、氷河末端の後退という、地球温暖化の影響をまざまざと知らされます。現地ではいま流行のエコツアーのはしりを早くから実行しています。

氷河への道は車は乗入れ禁止です。駅から真っ直ぐ道が伸びており、川沿いに辿れば迷うことはありません。天気の良い午前中の景色が優れています。

95年パック旅行で来た時はディアヴォレッツアからここまで歩き、休憩のため川原で昼食を摂る為でした。
快晴で右手にP・ベルニナ、左手にベラヴィスタ、その真ん中を氷河が流れおいでおいでと誘っているようで有志が見に行こうと出かけました。だらだら上りで、向かい風、なかなか歩が進みません。中途で引き返す者も出ましたが頑張って後一息と言うところで添乗員が追いつき「危ないから引き返しなさい」
振り返りながら泣く泣く帰ったのを思い出します。

Photo

あれから5年今度はリベンジ。

駅から数十メートルのところに案内板があり、ドイツ語で表記しています。イタリア語圏なのになぜかドイツ語です。読んでも判りません。

1878

約500m進むと林に入り1878年の末端を示す岩がありました。

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1900年末端位置を示す看板はも少し進んだ場所にあり、林を抜けると谷の展望が開けます。

すべて真白に見えるのは、ダラダラ登りの坂上に氷河中流を見てるからで、近づくと末端は鯨の背のように黒く見えてきます

ベルニナ連峰を見ながら歩く人も多く、要所要所に末端の位置をします看板が立っています。

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この写真の看板は30年前の1970年にここに末端があり、併せて1900年の末端位置から1318m後退したと記しています。現在は1900年の位置よりも2km以上後退していることを示し、地球温暖化の影響を知らされる生きた教材でもあります。

1970

1920

1940

1950

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Hiking

現在の末端に来ると奇妙なハイキング道標が立っています。ここからハイキングが出来ます。モルテラッチはこっち、ボルダ小屋はこっちなど。この道標があるところはハイキング可能です。ここから奥は氷河でアルピニストの世界、命知らずの人はどうぞ、という意味です。

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石がごろごろして歩きにくいです。

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触ると冷たいです。(岩でなく氷だもん)

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末端中央部、水がちょろちょろ。

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右岸寄り、クレバスが不気味。

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カーテン状に崩れたり、天井が崩れたり。

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氷の中の石は角が取れ丸く、表面の石は崖崩れのせいか角が立っています。

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融水はせせらぎとなり、小川に成長します。

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エコツアーの青少年たち、自然の力と環境変化を体験します。

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末端近くの岩場に咲き乱れる草花を見つけました。生命力に感動します。

Xflower01

Graph

末端では氷の岩に触ったり、氷河の崩れ行く様子が詳しく判り親しめましたが、看板から知らされる氷河後退のデータを見ると、自然界から刃を突きつけられた気分になりました。

 

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