« 56. ホーサース | トップページ | 58. エッシネン湖 »

2009年5月11日 (月)

57. マッター谷を上る

Matter_tal1

スイス南西部、東西に広がる深い谷がローヌ谷です。フルカ峠のローヌ氷河から流れ落ちるローヌ川が削り取った谷で、谷の南側にはイタリヤ国境にかけてヨーロッパアルプス・南アルプスといわれるヴァリス山群が聳え立ちます。ローヌ谷から、この山脈に向かい幾つかの小さい谷が南方に切れ込んでいます。

Visp_station1

ブリークを出た電車はフィスプから南へフィフスペル谷を辿り、シュタルデン・サースで谷が二つに分かれます。左を行くとサースフェー行くサース谷、右に行くとツェルマットに行くマッター谷です。

Valley_bridg_1

ツェルマットに行くには、車では谷に架かる橋を渡り右岸を進みますが、電車は真っ直ぐに左岸を進みます。

両者とも谷にへばりつくように走って行きますが、電車の方がスピードが遅いので景色を堪能できます。

Valley

橋を過ぎると左手の谷は深く、ヒヤリとします。

St_niklouse_2

サン・ニクラウス駅には疑宝珠の形をした時計塔があり、沿線で有名な村です。村にはロマネスク調の教会もあり、サンタクロースと関連にあるのかと思いますが、名前の由来は判りません。

Ensen
沿線にはネコの額くらいの土地に小屋を立て牧草地を耕しています。屋根には鉄平石を置く小屋が目立ちます。

Ensen_yane_2

Kuzure02

ランダ駅を出てすぐ、山崩れ跡が目前に現れます。ランダの大崩れで有名。
19900年、山頂にあるビス氷河からのモレーン(氷河が運んだ堆石群)が突然崩れ、線路を塞ぎ、
ツェルマットは孤島になりました。軍隊が出て仮設道路を3日で作り、物資の補給を確保したとか。
線路は新しく西側に付け替えています。牛小屋が3軒潰された以外は人蓄に被害はなかったようで・・。
モレーンの山に溜まった水捌けが悪く、以来、スイス政府は氷河のモレーン対策に頭が痛いときいています。

Kuzure01

山頂のビス氷河は、ヴァィスホルンとビスホルンから流れ出ていますが、列車からは10秒ほど、ちらりと見えるだけでしっかり注目していないと見過ごしてしまいます。ダムのコンクリートと誤解され易く、氷河急行の乗客には不満足らしいです。

Tasch_park_00ing

テッシュの駐車場は1000台も駐車でき、車乗り入れ禁止のツェルマットにはここで電車に乗り換える人が大勢います。このため、テッシュ折り返しのツェルマット行きが特別に発車します。

Taschx

Tal_breithorn

谷の奥に真っ白な山が見えてきました。ブライトホルンです。期待が膨らみます。

Welcom

ツェルマットに着く前、電車は右にカーブするときマッターホルンがチラリと見え、Welcome と
出迎えてくれます。早く、早くカメラを・・と騒ぐ間もなく電車は駅に滑り込みます

|

« 56. ホーサース | トップページ | 58. エッシネン湖 »

観光スポット」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 57. マッター谷を上る:

« 56. ホーサース | トップページ | 58. エッシネン湖 »