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2009年3月 5日 (木)

17. 氷河急行(中)

氷河急行の謳い文句は『91の橋を渡り、91のトンネルうぃ抜け、標高2033mの峠を越える。人跡未踏の大自然境、緑風爽やかな原生林、閑静なアルプスの高原、急流が岩を噛む谷間、数世紀にわたる伝統と文化に息づく山村を縫って走る。サンモリッツーツェルマット間約270kmを7時間~8時間かけて走る。』とあります。
期待を膨らませてくれますが、乗るとなると迷います。
上りと下りどっちが良いか、つまりサンモリッツ発に乗るのが良いかツェルマット発に乗るのが良いかです。

Plate_2

お奨めはサンモリッツ発です。パック旅行ではサンモリッツ発の一等車に乗るのがあります。これが一番
いいです。個人、グループのときは日本を出発前に予約をしておくのが賢明です。

さて進行方向、右、左どっちに座るかが問題です。団体のときは座席の指定は先ず無いでしょう。ここからここまでと添乗員が指定するはずです。厚かましく席を取って下さい。
左側が良いです。一生に一度の機会です。

サンモリッツを出て程なくはエンガディンの谷間を進みますが、谷とは思えない広々としています。
左右山の中腹まで緑の牧草地が広がり集落の中に教会の塔が見えます。スイスの何処でも見かける景色です。
サメダンを過ぎ列車は樹林の中に入り高度を上げます。程なくトンネルに入ります。アルブラ峠です。
この峠は分水嶺で北に流れる水はライン河に注ぎ北海へ、南に流れるとイン川を経てドナウ河に注ぎ黒海へ。

Albra7_2

高度2300mのアルブラトンネルを出ると渓谷に沿ってループトンネルを幾つも抜けながら急勾配を一気に駆け下りベルギュンに近づきます。ここでも線路はループ線を描き、駅前の教会が右に左に見え隠れしてきます。

Loop_2

6月は教会の前の野原は黄色の花の絨毯で、沿線で最も美しい景色の一つです。

Photo_3

やがて列車は速度を落としフィルズールに停車します。
現在の1等車には日本語を話すイヤホンが付いているそうですから心配ありませんが、以前はここで
一寸したハプニングが必ずありました。有名なランドバッサー橋がすぐですから。

Filsur_2

ローマの水道橋を偲ばせるアーチ橋で高さ65m、美しい曲線で渓谷にかかる超有名な橋です。
「ランドバッサー橋は駅を出てトンネルを潜ると直ぐ左側に見えます」。
この声を聞くと右側の席の人がカメラを持ってドット左側に押し寄せて、ひどいときは席の間にも割り込んでパニックになります。

Landwasser1_3

窓が開かない車両の場合ガラス越しでは写真は旨く撮れません。アアアアという間に渡ってしまいます。
カメラ通の人は、デッキの小窓から撮ります。フィルズールに着く前から準備しています。

ところが小窓は小さく二人は無理です。位置の取り合いで一つは変になります。

Photo_4

やがて左側に古い教会の塔がある町が見えます。ティーフェンカステルで、交通の要衝です。

Church1_2

十字路になっており南へ行くとユリア峠を越えサンモリッツへ行けます。ハイジの里マイエンフェルト
からクールを経てサンモリッツへ行くバスはここを通ります。

それから渓谷を過ぎて、平原に出て近づくのはライヒエナウです。

続きはあとで・・・。

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コメント

あららさん

いつも眼を通していただき有難うございます。

氷河急行に乗るのはスイス旅行の憧れだそうです。
とりわけランドバッサー橋を見て撮影するのが楽しみだとか。

投稿: ぼっけい | 2009年3月13日 (金) 10時06分

真っ赤な機関車に、赤に白で文字が描かれ列車、時には青の列車もあって、
周りの景色とも似合ってて、可愛いですね~
91の橋と91のトンネルをという数も面白いし、標高差がある約270kmを、
時速30kで走るということは、雄大な美しい景色が、ゆっくり楽しめますね。
よい景色と撮影場所を求めて、右往左往の窓の陣取りも愉快です。(^0~) !!

2009年現在の氷河急行の案内HPも、拝見しました。
スイス旅行記が、ますます充実していて、楽しませて頂だいています。

投稿: harumi | 2009年3月 9日 (月) 10時32分

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