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2009年3月28日 (土)

26. モンブラン(下)

モンブランはアルプスの女王と言われますが、悪魔の山とも言われます。
1950年、11月3日午前10時43分、ボンベイ発ロンドン行きのインド航空の旅客機(48人乗り4発プロペラ機)がモンブランの頂上付近から「高度4700mを飛行中」とジュネーブの管制塔と交信のあと消息を絶ち墜落しました。
当時山頂付近は濃霧で視界悪く、あと30m西に寄っていたら激突を免れていたと言われます。パイロットのミスと判断されました。
悲劇は更に続きます。16年後の1966年1月24日午前8時、同じインド航空のB707機(乗員46、乗客117名)ボンベイ発ジュネーブ、ロンドン経由ニューヨーク行きが「現在6200m、高度を下げる」と交信した後ほぼ同じ場所に墜落しました。
ミステリーめいた同じ事故、何かの祟りかと大騒ぎになりました。

それから20後、最初の墜落から36年後ボソン氷河の末端近くで墜落した航空機の尾翼車輪が出てきた。それと共に金属破片、ワイヤー等が出始めました。
墜落した飛行機には金持ちが乗っていたから貴金属宝石も出るに違いないと大騒ぎになりました。

Boson_india 氷河の末端はクレバスも多く、高さは6階建てのビルくらいですが人々が大勢押し寄せ、そこへ登って氷を掘り宝探しをしたといいます。
氷河末端の傍にある「ボソン氷河・シャレー」は地元の人の憩いの場所ですが、墜落機の尾翼車輪が展示され哀れを誘っています。

1950年、1966年と続けて同じ航空会社の飛行機が略同じ場所で墜落するというミステリーめいた話は地元では有名ですが日本ではあまり知られていません。

余談ですが2008年に50年に墜落したプロペラ機のエンジンがボソン氷河で見つかったそうです。

【注】
ボソン氷河シャレーのサイト

http://www.montblanc.to/uk/chalet/index2.html

墜落の詳しい内容
http://www.montblanc.to/uk/glacier/index4.html

2008年の発見
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/accidents/2523078/3386567

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