« 18. 氷河急行(下) | トップページ | 20. ユングフラウ(2) »

2009年3月11日 (水)

19. ユングフラウ(1)

スイス、ベルン州の南部山岳地帯を「ベルナオーバーラント地方」と言います。
ユングフラウはアイガー、メンヒと並びベルナーオーバーラント三山は名峰と謳われ、その優しい姿は終日見飽きません。
ユングフラウ(Jungfrau 4158m)は中心峰で呼び名の意味は「若き乙女」です。遠くからもどっしりとした山容は眺められ、古くから親しまれています。

2_2
ところが、この山の全部を仰ぎ見るのは難しく、朝見えたのに午後は雲に覆われることが多いです。
その理由には面白い話があります。
傍に聳えるメンヒ(4099m)は「僧侶」意味で、この「坊主」がジロジロ見るので「若き乙女」は恥ずかしがり、雲の衣で覆い隠してしまう、とのこと。


科学的にいえば、南にある広大な氷河に南からの風が当たると雲を呼び起こし山が隠れるというわけです。朝綺麗に見えたのに午後は雨に煙るというのは珍しくありません。ユングフラウが見えた人はラッキーそのものです。

岩盤を貫いてトンネルを掘り、電車を走らせ3454mの場所に客を運ばせた場所は「ユングフラウヨッホ」。スイス観光で一番の注目される所です。アルプスの奥座敷だけあって展望台から見る光景は絶景です。
氷河をくり抜いて作った部屋に氷像を彫り観光客を楽しませるアイスパレス、ヨーロッパで一番高い場所の郵便局、鉄道駅、水洗トイレの水は凍っていません。話題に事欠かない観光スポットです。
雨や曇りの時は展望は効きません。それでも満員の電車が次々とやって来ます。アイスパレスでお茶を濁します。
ヨッホへ行ってきたという達成感で悪口を言う人は稀です。

Photo_5 ユングfラウが完全に見える確立は年間を通して5%と地元の人は言います。
見られなかった95%の一人、92年始めてスイスをパックで旅した時です。山へ登る登山電車の始発駅から雨が降っていました。山はガスに煙りスフィンクス展望台はホワイトアウト。
氷の宮殿をみるだけで下山しました。

|

« 18. 氷河急行(下) | トップページ | 20. ユングフラウ(2) »

アルプス」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 19. ユングフラウ(1):

« 18. 氷河急行(下) | トップページ | 20. ユングフラウ(2) »