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2009年2月26日 (木)

14. ゴルナーグラート物語(上)

ゴルナーグラート(標高3135m)へはツェルマット(標高1620m)から登山電車で45分かけて登ってゆきます。村から1500mも登るわけです。
高山病の心配をする人がいますが、ゆっくり登るので心配はありません。

Photo

ゴルナーグラートには有名な山岳ホテルがあります。13年前夏、旅行社に頼んでなんとか1泊予約してもらいました。
麓ではそうでもなかったのですが、登山電車で登るにつれ雲行きが怪しくなってきました。

ホテルは終点の駅から坂を登りますが、激しい追い風に背中を押され小走りになるほど強風が吹き出しました。やがて、雨風がひどくなりました。

チェクインを済ませ旅装を解き、レストランで夕食となりました。私達のテーブルの向かいに10名ほどのグループがいました。東北地方からの団体です。
食事が進み団体の人たちは自己紹介を始めました。一人のご婦人がすくっと立ち、話し始めた途端、崩れるように倒れ、そしてもう一人も倒れました。さあ、大騒ぎです。ホテルの人が抱きかかえて別室に運び、添乗員も慌てて後を追いかけます。


事情を聞くと、今朝チューリッヒに着きツェルマットに移動して、ハイキングをしてホテルまで登ってきたのです。当時はヨーロッパへの飛行は東南アジアを経由する所謂、南ルートの夜行便があり、この団体も使ったようです。睡眠不足と疲労と激しい低気圧の通過による気圧低下と高度未適応が重なったのでしょう。

翌朝、マッタホルンの様子を見るため窓を開けると真っ暗です。ふと窓枠に手が触れたとき冷たい感じ。「ありゃ、雪じゃ」


夜が明けてみると、濃いガスの真っ只中で、一面の銀世界。登山電車は不通です。
また大騒ぎ。

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